FX初心者が口座開設をする際の注意点【初心者おすすめ会社3社厳選】

FX会社

FXを始めようと思ったら、まずFX会社に専用の口座を開設する必要があります。銀行口座ではFXをすることはできません。

しかし会社選びとは言っても、FX会社はたくさんあるので、どの会社で口座を作るべきか迷ってしまうのではないでしょうか?

そこでこの記事では、

  • 初心者がどうやって口座を開けばいいのか?
  • どんな基準で会社を選べばいいのか?
  • どの会社がおすすめなのか?

ということについて解説していきます。

あなたがFX初心者でも大丈夫。この記事通りに進めていただければ、FXトレードを始められます。まずはいったん一気に口座を作るところまでやってしまいましょう!

FX口座開設の手順

FXを行うためには、FX口座を作らなければなりません。

大まかに説明すると、多くのFX会社では次のような手順で口座が作れます。

  1. FX会社を選ぶ
  2. FX会社に登録する
  3. 必要書類を送付する
  4. 審査
  5. 確認コードを受け取る
  6. 入金・取引開始

会社によりますが、早くて当日中には上の手順で口座を作ることができます。

1 FX会社を選ぶ

まずはどのFX会社に口座を作るのかを決めます。次の章で解説しますが、会社ごとに特徴が異なるので、自分の取引スタイルに合った適切な会社を選ぶ必要があります。

2 FX会社に登録する

会社を選んだら、会社のホームページから基本情報を入力します。

3 必要書類を送付する

本人確認書類とマイナンバーカード(もしくはマイナンバー通知カード)のコピーを郵送で送るか、スマートフォンで撮影してデータを送信します。

4 審査を受ける

FXを問題がないかどうか、登録された情報(主に財務情報)をFX会社が審査します。

5 確認コードを受け取る

審査が通れば、口座にアクセスするための確認コードが郵送かメールで届きます。

6 入金・取引開始

FX口座に入金を行えば取引を開始できます。入金は銀行振り込みなどが利用できます。

FX会社の選び方の基準

「FX用の口座なんてどこで開設しても一緒!」というわけではありません。

会社ごとに手数料を始め様々な条件が異なるため、あなたの取引スタイルによって、適している会社が変わってきます。

まずは各会社のどんな部分に着目して会社を選べばいいか解説していきます。

知名度がある(利用者が多い)

口座を開設するということは、お金を預けるということです。もし、変な会社にお金を預ければ何かの拍子に戻ってこなくなるかもしれません。

そこで、一定の知名度があり利用者も多い会社を選ぶ方が無難です。

知名度がある会社は規模も大きいので、サポート面などでも充実している傾向にあります。そのため、安心して取引ができるでしょう。

海外のFX会社に口座を開くこともできますが、特別な理由がない限り初心者が海外のFX会社を選ぶ必要はありません。

スプレッドが安い

FXは同じ通貨・同じ相場でも、売る値段より買う値段の方が高くなります。その差額がFX会社の手数料(=利益)となるのです。この差額のことをスプレッドと言います。

スプレッドとはすなわち手数料ですから、スプレッドが小さいほどあなたの取り分が大きくなることを意味します。

つまり、できるだけスプレッドが小さい会社を選ぶほど稼ぎやすいということです。

特に短期間で頻繁に取引を行うような取引スタイルの場合は、スプッレッドの影響をそれだけ多く受けますから会社選びの上では非常に重要なポイントと言えるでしょう。

約定力がある

相場は絶えず変動しますから、現在価格通りでの注文を出しても必ずしもそのまま注文が通るとは限りません。

データの処理能力によっては、タイミングがずれて狙い通りには約定しない可能性があるのです。狙い通りに注文を約定させる能力のことを『約定力』といいます。

約定力はFX会社のサーバーの能力や、カバー取引銀行の多さに依存します。

特に短期取引では、スプレッドと同様に重要視されるポイントです。

約定力を判断するには、『約定率』と『スリッページ発生率』を見ます。業者の開示データや口コミを参考に、約定率とスリッページ発生率を見てFX会社の約定力を判断しましょう。

約定率とスリッページ約定率とは、注文拒否や、価格の再提示が行われずに注文が正常に約定した割合のことです。
スリッページとは、注文が約定したものの、価格が変わってしまうことです。この発生割合をスリッページ発生率と言います。

スワップポイントが高い

スワップポイントとは金利のことです。

FXでは売買以外にも利益を得る方法があります。それは、金利の高い通貨を購入して保有することで金利を得る方法です。

例えば、年利0.1%の日本円で、年利1.5%の豪ドルを購入すれば、差分の年利1.4%のうち日当たり分の金利を毎日得ることができます。

ただし逆に、金利の高い通貨で低い通貨を購入しようとすると金利を払う必要があるため注意が必要です。

このスワップポイントは当然ながら通貨ごとに違いますが、FX会社ごとにも設定が異なります。

したがって、長期保有によりスワップポイントによる利益を得たい場合は、なるべくスワップポイントの高い業者を選ぶことになります。

スワップによるサヤ取りスワップポイントの高い会社で高金利通貨を購入し、スワップポイントの低い会社で売却をすればスワップポイントの差額を利益として得られます。この手法を「サヤ取り」といいます。

最低取引金額

FXは1円から取引できるわけではありません。取引できる最低金額があります。

取引する単位のことは『通貨』と呼ばれ、会社や通貨ごとに1通貨、100通貨、1000通貨など最低取引金額が異なっているのです。

米ドル円1通貨なら、1ドル=100円の場合100円から取引ができることになります(レバレッジなし)。米ドル円100通貨なら、1ドル=100円の場合10,000円から取引ができることになります(レバレッジなし)。

最低取引金額が高ければそれだけ証拠金額として元手が必要ということになります。資金に余裕がなければ最低取引金額の少ない会社を選んだ方が余裕を持って取引ができるでしょう。

レバレッジFXにはレバレッジという、実際の証拠金額よりも大きな通貨数を動かせる仕組みがあります。例えば25倍のレバレッジであれば、4、000円しかなくても100,000円分(1,000通貨)を動かすことができます。

スマホアプリが使いやすい

相場が動くニュースがあった時などは、なるべく早く取引をしたいと思うことでしょう。

PCだと落ち着ける場所を見つける必要がありますが、スマホアプリならその場で立ちながらでもすぐに取引が可能です。

そこで使いやすいスマホアプリがある会社を選んだ方がおすすめです。

FX会社ごとにアプリの使いやすさや機能が異なりますから、ホームページや口コミを見て判断しましょう。

ツールが優秀

FXには取引を行うための数多くのツールがあります。

まず、PC上で取引を行うための『トレードツール』があります。基本的にこのトレードツールを見て受発注を行います。

多くの国内の会社は自社固有のトレードツールを開発しており、それぞれ機能や使用感が異なります。また、取引のサポートをする補助ツールも用意されている会社もあります。

各会社の機能や使用感などをホームページや口コミで確認して会社選びをしましょう。

また、『MT4(Meta Trader4)』という世界中で好評価を得ている無料のトレードツールがあり、MT4と連携して機能するサインツールや自動売買ツールも数多く存在しています。

国内の業者でも一部対応している会社がありますので、MT4や連携ツールを使いたい方は、MT4が利用可能な会社を選ぶ必要があります。

自動取引ツールとサインツール自動取引ツールとは、独自のアルゴリズムに従って自動で取引を行うツールです。FX会社によっては禁止されています。
サインツールは、独自のアルゴリズムが「勝率が高いと思われるタイミング」を判断し、そのタイミングをサインを出して教えてくれるツールです。
両ツールともFX会社固有のトレードツールには対応していない場合が多いので、多くの場合MT4を使って連携を行います。

取引スタイルを決める

FXでは、基本的に売買によって利益を得ることになりますが、それをどのくらいの間隔で行うかによって取引スタイルが分かれます。

取引スタイルによって口座を作るべきFX会社が変わってきますので、まずは自分がどんな取引スタイルでトレードを行うのか決めましょう。

長期トレード

数ヶ月から数年単位で取引を行うトレードスタイルです。

取引の回数が少ないため、スプレッド(手数料)はあまり問題になりません。

代わりに、長期トレードでは長期保有によるスワップの利益が得られるそのためスワップポイントが重要になってきます。

長期間じっくりと機会を待つスタイルになるため、大きな利幅が狙えますが忍耐力やトレンドを見極める力が必要です。

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スイングトレード

数日間から数週間単位で取引を行うのがスイングトレードです。

一日中チャートを見てトレードする必要がないので、副業やちょっとした資産運用に効果的です。サラリーマンにとって取り組みやすい取引スタイルと言えるでしょう。

トレンドを見極めてトレードを行うため、情報収集がしやすい会社を選ぶ方が有利となります。

また、長期トレードほどではないですがしばらく通貨を保有するため、できるだけスワップポイントとスプレッドの面で有利な会社を選ぶのがおすすめです。

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デイトレード

一日のうちに数分から数時間単位でポジションを保有して取引を行うのがデイトレードです。

得られる利幅は少ないものの、利益を得られるチャンスが多く、専業向けの取引スタイルです。また、保有する期間が短く値動き幅が小さいため、負けた場合も損失は少なくなるリスクが低めの投資スタイルです。

高頻度で取引を行うので、スプレッドの狭さが特に会社選びに重要となります。

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スキャルピング

スキャルピングは最も高頻度で取引を行うスタイルで、数秒から数分単位で取引を行います。

一回の取引ごとの利益は少ないものの、負けた時の金額も少ないため低リスクでもあります。常に相場を見てトレードをしなければいけないため、専業トレーダーにしかできない取引スタイルです。

高頻度でスピード感のある取引をすることになるため、スプレッドの狭さと約定力のある会社が向いています。

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初心者におすすめFX会社

「選び方はわかったものの、あれこれ自分で調べるのがめんどくさい!取引スタイルも今時点じゃ決められない」という方もいらっしゃるでしょう。

そんなあなたに、初心者におすすめの人気FX会社をご紹介します。

※スプレッドの表記は2020/6/25現在の数値

GMOクリック証券


FX取引高世界一位を誇るFX会社です。

「どの会社がいいかわからない!」と迷った場合は、この会社を選んでおけばとりあえず失敗はありません。

トレードに慣れ、自分のスタイルが確立されてきたら必要に応じて他の会社に乗り換えるという方針がおすすめです。

GMOクリック証券のスプレッド

  • 米ドル/円・・・0.2銭
  • ユーロ/円・・・0.5銭
  • ポンド/円・・・1.0銭
  • 南アフリカランド/円・・・1.0銭
  • トルコリラ/円・・・1.7銭

スワップポイント 優秀
約定力 並
最小通貨単位(米ドル/円) 10,000通貨
自社ツール 高性能、スマホアプリあり

SBI FXトレード

スプレッドが低く、約定力も高めであることから、スキャルピング、デイトレードのような短期トレードに向いています。

また、最小通貨単位が1通貨からなので、少ない資金から始められることも魅力の一つです。

これといった欠点がないので、初心者にも十分おすすめできるFX会社です。

SBI FXトレードのスプレッド

  • 米ドル/円・・・0.09銭
  • ユーロ/円・・・0.3銭
  • ポンド/円・・・0.69銭
  • 南アフリカランド/円・・・0.8銭
  • トルコリラ/円・・・1.4銭

スワップポイント 優秀
約定力 高い
最小通貨単位(米ドル/円) 1通貨
自社ツール 並、スマホアプリあり

DMM FX


DMM FX』は、グループ会社を含めたFX口座数(75万人)が国内一の人気FX会社です。

『スマホでスピード本人確認』を利用すれば口座開設が当日中に完了するという口座開設のスピーディーさが特徴です。

スプレッドは業界最狭レベルであり、特に取引ツールが多機能&使いやすいと評判です。初心者でも感覚的に取引ができるので取引に慣れるにはうってつけです。

ただし、スキャルピングが禁止されているのでスキャルピングでの取引スタイルを目指す方は他の会社を利用しましょう。

DMM FXのスプレッド

  • 米ドル/円・・・0.2銭
  • ユーロ/円・・・0.5銭
  • ポンド/円・・・1.0銭
  • 南アフリカランド/円・・・1.0銭
  • トルコリラ/円・・・取り扱いなし

スワップポイント 並
約定力 並
最小通貨単位(米ドル/円) 10,000通貨
自社ツール 使いやすい。高性能、スマホアプリあり

まとめ

今回はFX初心者の方のために、FX口座の開設の仕方、FX取引スタイル、会社の選び方や初心者おすすめのFX会社についてまとめました。

取引スタイルによって適した会社は異なってきますが、まずは始めないとどんな取引スタイルがいいのかそもそもわからないことも。また、ツールのユーザビリティ(使いやすさ)についても、使ってみないとなんとも判断できません。

まずは人気が高く初心者でも始めやすい会社をいくつか選んで口座を開設し、慣れてきたら他の会社の口座を開設してみましょう。

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