スイングトレードは数日間から数週間ポジションを持ち続け、一気に大きな利益を狙うFXのトレードスタイルのひとつです。
世界情勢要因など情報をもとにしたファンダメンタル分析と、相場のトレンドを見るテクニカル分析によって取引を行います。中長期的なトレンドを見て判断するため、初心者でもやりやすいトレード手法です。
チャートとにらめっこする必要がなく、いったんポジションを決めたらしばらく放置なので時間がない方にもおすすめできます。
この記事では、スイングトレードのメリットとデメリット、スイングトレードをする際の会社の選び方と、おすすめのFX会社をお伝えします。
スイングトレードのメリット
スイングトレードのメリットは主に以下の点です。
スイングトレードのメリット
- 利幅が大きい
- トレンドをつかみやすい
- 手間がかからない
- スワップポイントが得られる
利幅が大きい
中長期的に値動きを追っていくので、それだけ値動きが大きく、決済をした際の金額が大きくなります。
トレンドをつかみやすい
長期的なトレンドに乗ってトレードを行うため、意図した方向と逆に相場が動く「だまし」にあうことが少ないです。
短期取引のスキャルピングではトレンドが不安定であるため、経験豊富なトレーダーでもだましにあってしまいやすいのですが、スイングトレードはトレンドが安定しているので初心者でも比較的安心してトレードができます。
手間がかからない
ポジションを持つまではチャートやファンダメンタルを分析する手間がかかりますが、いったんポジションを持つまでは目標の価格まで放置できます。
忙しくて毎日トレードできないサラリーマンの方でも手を出しやすいトレードスタイルです。
スワップポイントが得られる
スワップポイントとは金利のことです。FXでは低金利の通貨で高金利の通貨を購入した場合、その差分の金利がスワップポイントとして毎日付与されます。
スイングトレードは中長期的にポジションを持つため、スワップポイントを得やすいのです。
スイングトレードのデメリット
スイングトレードのデメリットについてお伝えします。
スイングトレードのデメリット
- 損切りが大きい
- 暴騰暴落リスクがある
- 小資金だと稼ぎにくい
- メンタル管理が難しい
損切りが大きい
メリットの箇所で利幅が大きいというお話をしましたが、これは裏を返せば損失の額も大きくなるということです。
損切りの額が短期トレードに比べて大きくなる分、余計な損失を発生させないように冷静な気持ちを持つことが大事です。
また、一発退場とならないようにある程度の資金の余裕が必要でしょう。
暴騰暴落リスクがある
翌日にポジションを持ち越さないスキャルピングやデイトレードと違ってしばらくポジションをもちっぱなしになります。そのため、通貨価格へインパクトの大きなニュースがあった際に、大きな損失を被ってしまう可能性があります。
小資金だと稼ぎにくい
利益を得る機会が数日から数週間おきになるため、小資金から短期間で大きくお金を増やすことにはあまり適していません。
長期に渡って堅実に資金を増やしていく取引スタイルとなります。
メンタル管理が難しい
一度ポジションを持つと相場の動向がとても気になるようになります。特に初心者の方は日常生活を送っていても値動きの行方が気になってしまう可能性があります。
また、予想に反して価格が下がった際に、慌ててまたポジションを持ってしまう『ナンピン』という行為をやってしまいがちです。ナンピンは多くの場合、うまくいきません。
一度ポジションを持ったら目標とした利確・損切りポイントまで悠然と構えて見守るメンタルが必要です。
スイングトレード向きの会社の選び方
短期の投資と違ってスイングトレードは比較的ポジションを持つ期間が長いです。そのため、スイングトレードに向いている会社選びには、短期のトレードとはまた違った点が問われます。
スイングトレード向きの会社
- スワップポイントが優秀
- スプレッドが狭い
- 分析ツールが優秀
スワップポイントが優秀
スイングトレードでは中長期にわたって通貨ペアを保有するため、スワップが大きくなります。
売買による利益以外にスワップで利益を得るため、なるべくスワップポイントが優れた会社を選びましょう。
ちなみに、売りから入る場合は基本的にマイナススワップになるため、売り(ショート)から入るスタイルの方は、売りの場合のスワップに注意しましょう。
スプレッドが狭い
スキャルピング、デイトレードに比較して取引回数が少ないとはいえ、手数料となるスプレッドが狭いに越したことはありません。
スイングトレードにおいてもスプレッドが狭い会社を選ぶ方が有利です。
分析ツールが優秀
スイングトレードでは、相場を分析しトレンドを見極めてトレードを行うことになります。
そのため、相場を分析するために労力を多く割く必要があり、それを補助する分析ツールの優秀さはトレードの効率に大きく影響してきます。
スイングトレードにおすすめの3社
スイングトレードにおすすめの会社を3つご紹介します。
スイングトレードにおすすめのFX会社
- GMOクリック証券
- DMM FX
- LIGHT FX
GMOクリック証券
GMOクリック証券は、スプレッド、スワップ共に優れた人気FX会社です。
分析ツールの機能が豊富で万能タイプと言って差し支えありません。
DMM FX
DMM FXはスプレッドが狭いことに加えて、スワップが比較的優秀です。特に、売りスワップが低いので売り注文も使っていきたい方にとっては抱えない会社であると言えます。
ツールの使いやすさにも定評があり、全体的に隙がありません。初心者にも自信をもっておすすめできる会社のひとつです。
売りスワップとは金利が高い通貨に対して買い注文を行うとスワップが得られますが、逆に売り注文から入るとマイナスのスワップがかかります。そのため、売り建てをする場合はなるべくスワップが低い方が有利です。会社によっては「買いは有利だか売りは不利」という場合があるので、会社選びには買いと売り両方のスワップを確認しておくことが重要です。
LIGHT FX
LIGHT FXは業界随一スワップが大きいことに加えて、狭いスプレッドを誇る会社です。
長期と短期どちらの点でもメリットがある会社ですので、スイングトレードや長期トレードにはぴったりの会社でしょう。
まとめ
この記事では、スイングトレードのメリット・デメリットと、スイングトレードに適した会社選びについて解説を行いました。
- スイングトレードは数日から数週間ポジションを持つ取引スタイル。売買益とスワップによる利益が大きいことが特徴
- スイングトレードに向いている会社は、「スワップポイントが優秀」「スプレッドが狭い」「分析ツールが優秀」な会社
- スイングトレードでは『GMOクリック証券』『DMM FX』『外為オンライン』がおすすめ
特にスワップは会社によって得られる利益が大きく違ってくるので、スイングトレードをする方はよく比較検討して会社選びをしましょう。