デイトレードは、一日で注文と決済を終わらせる取引スタイル。ポジションを持ったら数時間ほどの期間で売買を行う短期の取引が特徴です。
政治経済についての知識が必要なファンダメンタル分析より、チャートを見て取引の方針を決めるテクニカル分析がメインになります。テクニカル分析は初心者でもとっつきやすく、デイトレードからFXを始める初心者も多いです。
今回は、デイトレードを始めたい初心者の方に、FX会社の選び方やおすすめの会社を解説していきます。
デイトレードのメリット
まず、デイトレードのメリットについて解説していきます。
デイトレードのメリット
- 副業として取り組みやすい
- 取引のチャンスが多い
- 暴騰暴落リスクが少ない
- 経済知識がほぼ不要
副業として取り組みやすい
デイトレードでは、朝方に注文して、夜までに決済するというスタイルでの取引が可能です。
日中に仕事や家事で取引ができない方も、予め指値での注文を入れておけば思いがけず相場が荒れた時も大きく損失を出すことを防げます。
いったん注文を入れればトレードのことを考えなくてすむので副業の方にもストレスが少なくてすむ取引スタイルと言えます。
取引のチャンスが多い
日を越して決済を行うスイングトレードや長期トレードと違って、日中に何度も取引を行うので利益を得るチャンスがそれだけ多いことになります。
明確なトレンドが出ていないとポジションを持ちにくいですが、少ない資金からでもコツコツ利益を積み重ねていくことができます。
暴騰暴落リスクが少ない
日を越してポジションを持っていると、寝ている間の暴騰暴落によって思わぬ損失を負ってしまうことがあります。
一方でデイトレードでは夜までにはポジションを解消するので、世界情勢の変化によって大きく為替が動いた時も安心です。
毎日頭をリセットしてトレードに取り組むことができます。
経済知識がほぼ不要
デイトレードではチャートを見て取引を行う『テクニカル分析』によってトレードを行うことになります。
もちろんテクニカル分析も知識と経験が必要となりますが、経済や社会についての知識があまりなくても問題ありません。
もともと経済に疎い方、世界情勢について興味がない方でも抵抗なく始められる点が初心者にも参入しやすいだと言えるでしょう。
デイトレードのデメリット
デイトレードのデメリット
- スプレッドコストがかかる
- 不用意にポジションを持ってしまいがち
- チャートの分析に労力が必要
- 早いスピードで資金を失うことがある
スプレッドコストがかかる
一日に複数回の取引を行うため、スキャルピングほどではありませんがスプレッドによるコストがかかります。
なるべくスプレッドが狭い会社を使うことが必須となります。
不用意にポジションを持ってしまいがち
デイトレードに慣れてくると常にポジションを持っていないといけないような気がしてきます。
その結果、不用意なポジションを持ってしまい、損をしてしまうケースがよくあります。これを俗にポジポジ病といいます。
自分のルールにのっとった根拠のあるトレードに努めることが重要です。
チャートの分析に労力が必要
デイトレードはテクニカル分析によるトレード手法ですから、チャートをじっくりと見てエントリーのポイントを探る必要があります。
そのためトレードのために一定の時間の確保がする必要が出てきます。
早いスピードで資金を失うことがある
デイトレードは高頻度の取引を行うので、それだけ利益を伸ばしやすいと言えますが、その反面負け続けるとあっという間に損失が膨らみます。
いったん負けだすと不用意な取引をしてしまいがちなので、メンタルコントロールが重要となります。
デイトレード初心者のためのFX会社の選び方
取引スタイルによって最適なFX会社は異なります。デイトレーダーにとって相性のいい会社の選び方として、注目すべき点をお伝えします。
デイトレード向きの会社の選び方
- スプレッドが狭い
- 情報コンテンツが充実している
- ツールの機能が充実している
スプレッドが狭い
複数回の取引を行うデイトレードやスキャルピングにとって、スプレッドの狭さは利益を左右する重要な要素です。
なるべくスプレッドが狭い業者を選ぶことにしましょう。
情報コンテンツが充実している
デイトレードはテクニカル分析がメインになるとは言え、大きなニュースがあった際の暴騰暴落に備えるため、ファンダメンタルも意識する必要があります。
そこで、情報しやすく速報が充実している会社を選ぶ方がおすすめです。
ツールの機能が充実している
主にテクニカル分析によって売買の方針を立てるデイトレードでは、トレードツールにおいて利用できるテクニカル分析の補助機能が充実していることが望ましいです。
また、思わぬ値動きによる大きな損失を防いだり、狙った価格で確実に利確を行ったりするために、時間指定・指値注文がしやすい取引ツールがあることが重要となります。
デイトレーダーにおすすめのFX会社
デイトレーダーにおすすめのFX会社をまとめました。まずはこれらのどれかからデイトレードを始めるのが無難です。
デイトレードおすすめのFX会社
- SBI FXトレード
- 外為ドットコム
- YJFX!
SBI FXトレード
SBI FXトレードはとにかくスプレッドが狭く、コストを重視する方には特におすすめです。
他の点も十分に満足できるスペックを備えているので、迷ったらこのSBI FXトレードを選んでおけば間違いありません。
ただし、スキャルピングは禁止なので、短時間での頻繁なトレードはしないようにしましょう。
外為どっとコム
スプレッドについてはSBI FXトレードに劣りますが、デイトレーダーには嬉しい注文機能が豊富です。
ポジションや注文動向が見られることに加えて、時間指定指値(ストップ)注文、時間指定成行注文など時間指定系の特殊注文ができます。
また、アナリストコラムなど、情報力については業界随一との声が高く、ファンダメンタルも意識して取引を行うトレーダーに根強い人気があります。
1000通貨から取引可能なので、資金が少なめな人でもFXを始めやすい会社です(10,000通貨の会社が多い)
YJFX!
YJFX!はスプレッドが業界最狭水準にあり低コストでトレードできることがおすすめです。
特にスマホアプリの使いやすさが評判で、隙間時間でトレードをするような方にはメリットがある会社だと言えるでしょう。ワンクリック注文は当然のこととして、抱えているポジションの全決済機能も備えているため、デイトレーダーには取引しやすいツールです。
ニュースは1社だけなのでやや情報力について弱目です。
この会社も1,000通貨から始められるので資金が少ない初心者には始めやすい会社です。
まとめ
今回はデイトレードをこれから始める方向けに、会社の選び方のポイントや、お勧めの会社をまとめました。
- デイトレードでは注文から決済を数時間のスパンで行い、翌日に未決済の注文を持ち越さないトレードを行う。初心者や副業にとってやりやすい
- デイトレードをするなら、会社は「スプレッドが狭い」「情報コンテンツが充実している」「ツールの機能が充実している」の3点で選ぶ
- デイトレードにお勧めの会社は、『SBI FXトレード』『外為どっとコム』『YJFX!』
デイトレードは比較的頻繁に取引を行うため、会社選びを間違えればコストがかさんで利益が出にくくなってしまいます。
取引チャンスが多い点、隙間時間でもできる点や、経済知識があまりなくともテクニカル分析で取引ができるため初心者にもお勧めな点が優れた取引手法です。
今回の記事を参考に、自分に最適なFX会社を選ぶようにしてください。